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2023年24号感想#MHA

2023年24号感想#MHA
 
No.388 燈矢
 

本誌あとのジカプのおたくのうめきツイートを見て自分の感想を書いている気がしてそこに忖度があるのは本意ではないので
 
もうどういう着地があるのかわからなくなってきたわ
 

前回の感想で、冷の父母から児童虐待(推察/本誌で描写なし)とDVの被害者である冷だけど、今回の「ごめんね」で、他人からの加害の渦中にいた冷だったとはいえその結果生まれた子供からしてみたら知ったことではないし、生まれさせることすら加害ととらえるのであれば、それは冷から子供たちへの加害なのかもしれんけど、それを言ったらおしめえよの気持ちがある
 
ごめんね、何に対してのごめんねなんだろうと考えていた
生んだこと、えんじの狂った計画に乗せられてしまったとはいえ振り払って降りなかったこと、えんじを殴ってでも家族を見ろと言えなかったこと・・・
 
これはたぶん私の生育環境にも関連しているので突然の自語り失礼なんだけど、平成初期にありがちな「外で稼ぐ父、家でケア労働にいそしむ母」の図だったわけ
だからその、冷が謝っているところなんか見ていてつらいんだよね
父の圧力から子供を守り切れなかったことを謝る母がさ
父が明らかに悪いのに、親だから謝る母がさ
この人(母)をさいなむ存在としての自分がさあ・・・
 
 
なんか轟家見てると自分の嫌な思い出が掘り起こされてイーッてなる
 
自作の話なんだけど、だえんアンソロにお出しした話で無意識のとうやがおかあさん、とつぶやくシーンがあるんだけど、当時の自分は「これだけえんじに期待を裏切られ続けてえんじを呼ぶかな?」と思って書いたんだけど今回の件で「お父さんが来ないからお母さん」じゃなくて明確にお母さんを呼ぶかもと思った
 
 
冬美
とうやは一人で死ねってことじゃないとしても、連れて行かないでっていうのはとうやの本懐を無視しているよねっていう感覚はたぶん読者は物語として俯瞰の視点があるからそう思うだけだじゃないかな
でも誰もいなくならないで、の中にはとうやも入っているんだろうなのでそれは好
 
ってか、冬美ちゃんは壊れてしまった家族への執着が作中で一番描かれているように私は受け止めたのでだからこその誰も、なのかも
 

とうやがだびにならない世界戦があるとしたら、キーは年の近い男兄弟である夏くんだったのかもと思った
とうやは個性が強く発現しなかった夏くんのことを見下しているような描写はなかったはずなので、夏くんが「クソ兄貴」っていうのは個人的にはすっきりした
同じレイヤーでとうやにやめろって言えるのは夏くんだけなのだと個人的には思っているので
 
えんじ
ここにきて弱弱しく懇願することしかできないっていうのがまた・・・
堀越先生、ときどき驚くほどきれいごとでざっくりまとめる(障子くんの件まだ根に持っている)傾向があるので怖いかもなって思った
 
障子くんの件は、差別側が被差別側に振り下ろす拳を恥じるときが来るまで~っていうのがね、その恥じるまでにどれだけの被差別側の血が流れ、財産が侵害され、殺されるんだよ
それを被差別側がいうことでほかの被差別側の口をふさぐ、声をあげることを妨害するっていう憤りが私の中にある
ずーっと差別側が被差別側を苛んでいたくせに被差別側が暴力で抵抗するとあーーーっ!!!!あいつ殴った!!!!殴った!!!いけないんだ!!!暴力はんた~い!!!!っていうやつみたいでさ
 
だからそこは明確にがっかりしている
 
アハッ
純粋に絵が怖い
なんで笑ってんだろう
俺が壊したいもの全部出てきたからかな
しょうとだってとうや兄さんに向き合ってきたのにとうやの世界にはしょうとがいないんだ・・ってなった
でもそう、そうさせたのはえんじだからな
結果として兄弟間で自分の価値について確執しか生まないような接し方をしているんだしな
 
どうやって着地したら納得できるんだろう
でもたぶんだけど100%の納得って難しくて、年取るごとに納得する機会が減っているような気がしているんだけどまあ落としどころを見つけるか、みたいな感じなのかなって思う
畳む
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