ONE PIECE FILM RED 感想
ONE PIECE世界で語られながらも、ネームドキャラにならない迫害された存在のことを描いてくれたことでONE PIECE世界に深みが出たと思う
ナミも、魚人族も虐げられた存在だけど点でしか見えてこなくて面で見えてこなかったというか
それが映画という二時間近くその作品に没頭できる媒体だからこそ、こうして辛く苦しい現実から逃げたい気持ちを持つ人を読者である私が見つけることがやっとできた気がする
ウタはみんながのそんだから救国の聖女になろうとして、魔王になってしまったけど、トットムジカに操られているからとはいえたくさんを殺めてしまった罪悪感や、シャンクスやその仲間に見捨てられたという怒りと悲しみが今のウタを作ってしまった のだと思う
世界の救済を為そうとして間違った、というか自由意志を認めない夢の世界にという話は真新しいものではないけれど、私は未就学児の頃にワンピースのアニメ…ベルメールさんが殺されてしまうところをやったのね。
んで、大切な人を圧倒的な暴力で奪われてしまう怖さを知ったというわけ
だからそのことを思い出して、そうやって一方的に自分を傷つけられたときや大切な人を失った時、ウタのような愛をもってして傷ついた人間を救済してくれる何かが欲しいと願ってしまうだろうなと思った
あとこれはヒロアカのアレなんだけど、ヒーローが傷ついている時、誰が助けるんだって話なんだけど、ウタの場合はゴードンさんが助けようとしたし、シャンクスもウタを思って別れたけどもうその時にはウタはウタだけのものじゃなくてみんなの願いを叶えると信じられている聖杯になっちゃってたんだね みたいな
子供に救いを求めるのは良くないと思いつつ、常に子供を守ろうと思いつつ、子供の身で世界を救うと豪語するのだから何かあるはずだと期待し、願ってしまう
その願いがその子を壊したとして、世界はなんの興味も罪悪感も抱かずなんなら約束を破られたような被害者意識を持つことすらあるのかもしれない
畳む
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