2023年4・5合併号感想
▼恋する乙女はもういない
失望と、諦念がトガの中にある状態で、体制側である好きな人の話をしようっていうのじゃ靡かないっていうのはまあそうだよね
多分トガも本編中で感情のケリをつけるんだろうけどこれでちょっとどうなるかわからなくなった
▼炎司に少しだけでも期待した私が馬鹿だったとでも言いたいんかワレ
「焦凍はどうした」じゃねェんだわ
今回の本誌は私の怒りがそこばっかり見てしまい、本筋よりここが気になってしまった
『ミュウツーの逆襲』で、ミュウの遺伝子から作られたミュウツーは自分の存在意義を問うんだけど、「私は生まれた ゆえに生きる」ってオチをつけたのね
でも燈矢の話だとただ生きるだけじゃダメで、お父さんに存在を認めてもらいたいという気持ちが押し出されているように読み取った
ただ生きるだけなら燈矢にもできたと思うんですよ
ふつうの人として生きる人生があったと思う
けど、それができなかったのは燈矢が元々「もっている」側の人間だったからだと思って
「もっている」人間から「もっていない」人間への移行の難しさについては『NARUTO』のサスケくんが「最初からもっていないやつが奪われる苦しみを知りようがない」(意訳)といったことに集約できるかと思います
逆の「もっていない」人間から「もっている」人間への移行は緑谷や青山の話があるので割愛ということで
自分の手の中に自分の存在価値を証明する力がありながら、それを手放さざるを得ない状況下にあったら誰しも手放さずに済む方法を探ると思って対策すると思うんですけどまあ…親が炎司なので…その…
だいぶ脱線しているけど吐き出し切らないと炎司への恨みがどんどん溢れてきて辛いので…
▼今度は俺が見る
Look at meをずぅっと言い続けていた荼毘ちゃんの言葉をようやく聞く気になったというか…
何もかも遅すぎたと詰ることは簡単だけど、残された時間が少なすぎる荼毘ちゃんにとって過去を追求するより今、炎司と言葉なり拳なりを交わした方がいいと思っている
これで年明け、炎司が突進してくる荼毘ちゃんになんの攻撃もせず受け止めたらいいな〜と思っている
▼以下荼炎のおたくの駄々と冷静な荼炎のおたく
いやでもまって…同じ偶像を違う視点から見ていたっていうだけでホークスと荼毘ちゃん両者にとってナンバーワンであることを否定してはいけないのかもしれない
血縁で感情の多寡を測れないかもしれない
それでも私は炎司の一番は荼毘ちゃんであってほしい
原作の読解と解釈は切り離してもいいと思っていて
ホークスと荼毘ちゃん両者にとってのナンバーワンが炎司だってことは「読解」
それでも荼毘ちゃんが炎司の一番であってほしいというのは「解釈・願望」
ってことで…
▼感想ブログを始めてから思った
原作にあきらかに書いてあること「読解」と、自分の願望・解釈・価値観を通過した事項「願望・解釈」とを履き違えると解像度が落ちるのではないかと思う
原作を読み取る力っていうのは個々人の国語能力と記憶力に思いっきし寄与している感じがするから大っぴらにいえないんだけど、私のような浅学の身では完璧に原作を読めているとは思えなくて
だからって諦めるわけじゃなくて読み続けていくんだけど、原作を読むってすごく難しいなって最近思う
いままで自分は解釈というおたく語の便利さにかまけて、原作の読解をすべき場所で自分の願望を織り交ぜてしまっていないかがすごく気になった
二次創作だからそんなに突き詰めなくてもいいかなと思う反面、二次創作だからこそ突き詰めないとと思う
けど突き詰めると疲れるし、査読がないと自分の価値観で凝り固まるから突き詰めという名の自分の価値観の反芻になっていないかがすご〜く怖い!
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